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当初は東北大学にて開催が予定されていた福祉社会学会の第9回大会ですが、震災その他の影響を受けて首都大学東京に会場を変更し、日程はそのままで開催されます。

首都大ということで、やや不便な南大沢のキャンパスになりますが、ご関心のある方はどうぞふるってご参加ください。久保田は昨年度に引き続き、一日目の午後の「福祉原理」部会にて、家族福祉と社会的承認論についての理論的な報告を行う予定です。


福祉社会学会HP
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jwsa/

大会プログラム
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jwsa/program2011.pdf


どうぞよろしくお願いいたしますー。

以前、簡単に告知しましたが、女性のための総合情報サイトWANのシンポジウムで、上野千鶴子さんコーディネートの企画にパネルとして参加させていただくことになりました。無縁社会と呼ばれる現代におけるシェアハウジングの意味や、具体的な事例やノウハウなんかを交えて議論できればと思っています。

以下、情報を転載します。


シンポジウム≫

「家族の崩壊」が騒がれてから20年、今では世代を超えて「おひとりさま」が激増しています。今年は「孤族」なる言葉も登場しました。

でも、わたしたちが提案したいのは、むしろ「個族」。自立した「個」を生きつつ他者とつながることを選ぶ自由も、支えあう方法もある社会です。

「家族」でなくとも「個族」を生きられる、それを支える社会的な仕組みとは?

若い世代から熟年、高齢期まで、女も男もともに「個族」社会を生きるためのネットワークを、どのように構築し活用していくか、その可能性を探ります。

日   時 2011年22日(日) 13:30?16:30 開場13:00

場 所    京都市男女共同参画センター「ウィングス京都」 イベントホール

(京都市中京区東洞院六角下る御射山町262) http://www.wings-kyoto.jp/about-wings/access/

参加費  一般1000円  NPO法人WAN会員 無料

講演 「個族」社会を生き抜くネットワーク――つながるための技法と作法

上野千鶴子(社会学者/WAN理事)

パネルディスカッション

コーディネーター 上野千鶴子

パネラー

冨安兆子
(高齢社会をよくする北九州女性の会代表/北九州市障害福祉ボランティア協会理事)

渋谷典子
(名古屋市男女平等参画推進センタ―「つながれっとNAGOYA」センター長
 NPO法人参画プラネット代表理事/WAN理事)

久保田裕之(大阪大学助教)著書『他人と暮らす若者たち』 
 若い男女のシェアハウジングから考える、家族ではない「個族」を実践中。

春になって所属が変わりました

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春から所属が変わり、大学院の5年間を過ごした大阪大学に戻ることになりました(任期付ですが)。前の職場のメールアドレスは、程なく使えなくなりますのでご注意ください。また、社会学で阪大の大学院への進学を考えている方で、研究室の様子を聞きたいという方は、直接目当ての先生に連絡をとってみてもかまいませんし、久保田までご相談いただいてもかまいません。

大阪大学人間科学部/人間科学研究科
http://www.hus.osaka-u.ac.jp/


さて、D3で大学院を出たあと一年間お世話になった(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構は、震災をひとつの契機としてできた兵庫県のシンクタンクなのですが、地方行政との関わりを知るという意味でも非常に良い経験をさせて頂きました。学問の世界に閉じこもるのではなくて社会を実際に変えようと奮闘する研究者の姿も見ましたし、逆に、行政から重宝されすぎて様々な審議会に名を連ねてきてもう何十年も研究してない方の姿も見ました。また、自分の好きなことを研究するだけではなく、いわばクライアントの注文に合った研究(結果ではない)を提供するという仕事の難しさの、片鱗を見た気もします。

(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構
http://www.hemri21.jp/kenkyusyo/index.html


改めて思うのは、職場のやりがいって直属の上司と、身の回りの同僚2、3人との関係がうまくいくかで9割が決まるんだなと。その意味でも、同世代の関心の異なる研究者数人と仕事ができたのは、とても良い経験になりました。小さな私大に就職したりすると、近隣分野で同じ世代の研究者はほとんどいないせいで、孤独に苛まれるのが普通で、まして土地勘もなく交通の便の悪い地方大学では発狂しかけるとも聞いていますし。


そんなわけで今年度は、大阪大学でも教えますが、神戸大学、関西学院大学、神戸山手大学、大阪教育大学でも、家族・ジェンダー関連の授業を担当させて頂くことになります。関係者のみなさま、お仕事を頂いてどうもありがとうございます。学生・院生のみなさま、どうぞよろしくお願い致します。

では。

専修大学さんから、牟田和恵編『家族を超える社会学』所蔵の久保田の論文「若者の自立/自律とシェアハウジング」を、「国語」の入試問題として利用した旨の連絡を頂きました。丁寧なご挨拶、ありがとうございます。ひとまず、シェアハウスが大学の入試問題になったのは初めてではないかと思います(よく知らないけど)。

今回、この手の連絡を頂いたのは初めてですが、センター試験っぽい冊子になった自分の文章を見るのは、恥ずかしいというか、不思議な気持ちですね。今後はこういうことも増えていくと思いますし、あまり表に出すべき情報ではないのかもしれませんが、とりあえず最初のご報告まで。

余談ですが、この本でもご一緒させていただいている上野千鶴子先生と、5月の下旬に「おひとりさま」と「無縁社会」に関するシンポジウムに呼ばれていて、久保田はシェアハウス研究者/実践者として議論する予定でおります。

詳しいことが分かり次第、ご案内させていただきます。


この本に関する記事
http://www.synoikismos.net/blog/2009/12/post-13.html

なんか面白そうなイベント発見。
ゲストは『ゼロからはじめる都市型狩猟採集生活』の坂口恭平さんらしい。


   


うー。参加したい。
この日、広島出張なんだけど、飛行機に飛び乗れば間に合うかな・・・

阿佐ヶ谷ロフトとか超なつかしい。
駅前の屋台でラーメン作ってた元フランス料理シェフのお兄さん、元気かなー。

以下、案内を貼り付け。

http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/20110114/1295021669

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未来回路presents

ソーシャルネットワーク時代のシェアハウス?基礎から始める共同生活?」

twitterustreamfacebook。私たちを取り巻くメディア環境は変化し続けています。経済の低迷とは逆に、多様な需要や供給を持つ人たちとの情報共有やコミュニケーションが容易になった今、別の豊かさを追求しやすい状態になってきたのではないでしょうか。 

そして、そのようなコミュニケーションツールの変化は、インターネットの中だけでなくリアルにも影響を与え始めています。

リアルな生活を構築する重要なファクターである「衣・食・住」。その中でも、「住」のことを考えることは意外と少ないのではないかと思います。日本における住宅観は画一的な印象を受けるのはそこにも理由があるのではないでしょうか。

けれども、最近、この「住」に関する面白い試みが増えているのです!

そこで、「住」に対する固定観念などを問い直し、そこから無理がなくしかも生産的な「住」について考えていきたいと思います!!

新しい「住」を巡る言葉の創造に向けて放たれる2011年型のイベント、ついに登場です!!!


第一部 実践編

・様々なシェアハウスの住人からのプレゼン

・日常における利点や問題点

シェアハウスの作り方

etc...

第二部 理論編

シェアハウスが流行る社会的背景

・海外のシェアハウス事情

ソーシャルメディアシェアハウス

シェアハウスが促すもの

etc...

【出演予定】

渋家(恵比寿

ギークハウス(日本橋

まれびとハウス(田端

かもめハウス(湘南

沈没ハウス東中野

【ゲスト】

坂口恭平(『0円ハウス』、『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』)

他、出演交渉中!!!

【日時】

2011年2月17日(木曜)

OPEN18:30 / START19:00

【場所】

阿佐ヶ谷ロフトA(http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

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第8回ジェンダー法学会学術大会が、来月の第一週に千葉大学にて開催されます。設立大会から数えて、もう8年目かと思うと感慨深いです。

今回の大会では、久保田も初めて報告させて頂きます。司法試験崩れとはいえ、法学は専門外なので緊張しますが、なんとかアウェーに小さな論陣を張って守りきりたいと思います。うまくいけば、有意義な議論ができると信じているのですが。タイトルは「性の法・ケアの法・共同生活の法」で、クイア法理論と依存批判の議論を援用して、家族法改正の別の可能性を主張します。

学会のHP(程なくプログラムが上がると思います)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/genderlaw/index.html

第3回大会だったでしょうか、東北大学での学術大会の折、大学院に進んだ久保田を学会員に推薦してくださったのは故・中島通子弁護士でした。その少し前、三鷹市での条例改正に関する市民グループの会合で、途中だった中島先生との議論は果たされないままになってしまいました。結局法学の道を逸れてしまった久保田が、学会にどれほどの貢献ができるのか分かりませんが、中島先生、どうぞ見守っていてください。

年に一度の日本社会学会の大会が、名古屋大学で開催されます。今年も大勢の研究者が集まって、報告と議論を行う予定です。どうしても院生の発表が中心になりがちなのが社会学系の学会の常ですが、日本社会学会は名のある先生方も院生に混じって報告されるので、緊張感があって久保田は好きです。院生は偉い先生の前で変な報告はできないと思い、教員は学生の前で醜態をさらせないと感じているのかもしれません。

久保田は6日(土)、一日目の午後に報告予定で、「買わずに自分で作ることの文化社会学―ジェンダーの視点からみた日曜大工とDIY」というタイトルで報告させていただきます。買わずに作ることは、シェアハウジングやスクワットを考える上でも重要な点で、当日は、G・ベッカーの家事生産理論、G・リッツァーのマクドナルド化概念などを用いつつ、日曜大工がDIY(Do it Yourself)へと変化していく様子を、新聞記事分析を用いてジェンダーの視点から報告する予定です。

一応、文化社会学の部会を希望していたので、タイトルにも「文化社会学」って入れたんですけど、サブタイトルに「ジェンダー」って書いたらジェンダーの部会に入ってしまいました。まあ、いいんですけど。去年はコモンズ論についてやったので都市部会、一昨年はスクワットについてやったので社会運動部会でした。社会運動部会は、聴衆よりも報告者や司会を含めたスタッフの数が多くて、でもそれなりに濃い議論ができて楽しかったですが。

また、今回の大会の目玉は、『リスク社会』論で有名なウルリッヒ・ベック氏と、エリザベス・ベック=ゲルンスハイム氏がご夫婦で来日され、講演されるとのこと。楽しみですね。

大会HP
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jss/research/conf83.html

大会プログラム
日本家族社会学会が今年は東京都世田谷区の成城大学で開催されます。久保田は報告はしませんが、2日間とも参加する予定です。楽しみです。

日本家族社会学会は、20年以上の歴史を持つ「家族社会学セミナー」を前身として、1991年に学会化されました。今年は学会化20周年として、初代会長の森岡清美先生の記念講演や、日本の家族社会学の20年を振り返るイベントなどが企画されています。

プログラムを見てみると、去年の奈良女子大学で報告されてた方が結構今年も報告されるみたいで、よく知った名前をいくつかみつけました。久保田は2007年の札幌学院大学での大会で報告したきりなので、来年か再来年には是非何か報告したいのですが。一応、心の中ではメインの学会なんですけど。

大会HPはこちら、
http://www.wdc-jp.biz/jsfs/conf2010/index.html

学会大会プログラムはこちら、
http://www.wdc-jp.biz/jsfs/conf2010/contents/program1.pdf
既に終わってしまいましたが、先日参加してきたイベントを紹介しておきます。 
okupa.png

久保田はアムステルダムのスクワットについて報告しました。
大阪市立大学の坂田さんからは、デンマーク、パリ、ベルリン、バルセロナのスクワットに関して写真を交えての紹介がありました。
普段とはちょっと違った人たちと議論できて楽しかったです。

今後は、イベントより前にちゃんと告知できるようにしますね。

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openlab.12 / OKUPA=メイキング・スペース・イン・ザ・シティ
http://alter-laboratory.tumblr.com/post/945501262/openlab-12-okupa
「占拠」という意味を持つ「オクパ(OKUPA)」は、8月初旬からLABORATORYで行われている「STORE LAB.」のテーマです。openlabでもこのテーマをジャックした「オクパ」というテーマのプレゼンテーション&ディスカッションを行います。

使われなくなった建築物に忍び込んで自分たちのモノにしてしまうけしからん人たち。「オクパ」つまり「占拠」あるいはそれと類義の「スクウォッティング」という言葉からまっさきに浮かび上がるのはこうした人々の姿でしょうか? それとも競売物件に忍び込んで立退料をせびる悪い人たちの姿? でもよく考えてみれば、 当の建築物だって都市空間を占拠しています。都市を占拠するビルの反射面を鏡に練習をするダンサーや、公園の設備や物理的な起伏へと挑戦するスケーターも「オクパ」する人。「不法占拠」のようにイリーガルなイメージをもたれがちな「占拠」ですが、思っているよりも日常生活から遠くにある話じゃありません。私たちの空間使用の一形態としてある「占拠」 をひとつのキーワードにして、都市の中で「メイキングスペース」することについて、一緒に考えてみませんか?(RAD)
【日時】2010年8月21日(土)17:00から
【会場】LABORATORY(京都市中京区恵比須町531-13-3F)
【予約】いりません
【参加費】いりません
【テーマ】オクパーメイキング・スペース・イン・ザ・シティ
【ゲスト予定】
久保田裕之さん(リサーチャー、『他人と暮らす若者たち』著者)
坂田堅治さん(大阪市立大学博士課程在籍)
武田憲人さん(一級建築士事務所「expo」主宰)
中西ひろむさん(一級建築士事務所「中西研究所」主宰)
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【プログラム】
 17:00から19:00  つかう「オクパ」
19:00から20:00 憩&議論、質疑応答
20:00から22:00 つくる「オクパ」
ゲスト紹介
・久保田裕之さん(リサーチャー、『他人と暮らす若者たち』著者):
新しい居住関係の側面からスクウォッティングを研究され、諸外国での事例にもお詳しい久保田さんには、それらの事例紹介やスクウォッティング以外の占拠についてお話してもらいます。「占拠」が可能にする「つながり」とその可能性や問題点について考えるきっかけをいただけたらと思います。

・坂田堅治さん(大阪市立大学博士課程在籍):
「クリエイティヴシティ構想」の側面から、その考え方への批判的意識も持ちつつスクウォッティングを研究される坂田さんには、その成果をレポートしてもらいながら、都市空間において「占拠」という使用手段が持つ可能性や問題点がどのようなものであるのかを話していただきます。

・武田憲人さん(一級建築士事務所「expo」主宰):
街全体が文化的な価値を持つ京都という場所で建物を作っておられる武田さんには、そうした状況において既存の空間をどう新しく変えていくのかというお話をいただきます。個性的なお施主さんにあわせて、元あった空間をつくりかえること、空間自体が変わっていくこと等へと話を接続します。
・中西ひろむさん(一級建築士事務所「中西研究所」主宰):
京都を拠点とされながら、瀬戸内国際芸術祭2010において男木島でのプロジェクトを行われている中西さんには、ある具体的な場所とめぐりあうこと、そしてそこに介入していくことについ
て、その際建築家としてどのような役割を想定しているのか等についてお話していただきます。
これも随分前のイベントになってしまいますが、若い建築系の方々に誘われて、インターネットラジオに出演してきました。テーマはシェアで、京都でシェアハウスのコーディネートをしている北さんと一緒に2時間くらい話してきました。北さんとは、自主運営型のシェアの意義と可能性など、思うところも近く、お会いできて非常に嬉しかったです。京都のシェアに遊びにいく約束をさせていただきましたが、まだ叶わず、お邪魔出来る日をとても楽しみにしています。

rad01.jpg

思えば昔、インターネットラジオの仕事とかしてたんですよ。なんかいろいろ楽しかったことや嫌なことを思い出してしまいました。北さんがもの静かな方なので、ちょっとしゃべりすぎた感がありますが。

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「Radio Research Program|CHANNEL」は、日常ふと気になる問いの中にひそむ「建築」をテーマにします。ニュー スサイトを巡回するなかで気になる記事を取り上げ、素朴な疑問とともにテーマを設定し、スタジオには私たちRADよりもその問いに詳しい人をお呼びします。対話を通じ共にその問いへと取り組んでいくことで、何気ない疑問に強度を与えようと試みるラジオリサーチプログラム、それが「CHANNEL」です。
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・5月23日テーマ
 --「シェアハウスってどうなんですか?」

京都市内で実際にハウスシェアリングのコーディネーションを行っている北雄介さんと、ハウスシェアを研究 されている社会学者久保田裕之さんをお招きし、シェアハウスの現状、ならびにその可能性と諸問題などをお聞きしていきます。不動産流通において「シェア」 の果たす役割、テクノロジーの変化によるプラットフォームの多様化といったお話、また間取りと住まい方の関係性がどうあるのか、あるいは住まいにおける 「家族」のあり方がどう可能か、というお話へと対話が進んでいけばと考えています。

・ゲスト
 --久保田裕之:著書『他人と暮らす若者たち』
 --北雄介:「うつわ」代表、シェアハウスコーディネート

著書・訳書の紹介



 
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