2010年7月アーカイブ

『間取りの手帳』と住空間の文法

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マッド・マドリスト佐藤和歌子さんの本にはじめて出会ったのは、2004年頃だったと思う。
『間取りの手帳』に収録された、不思議な間取りや破綻した間取りを眺めながら、
図だけでこれほど笑えるとは想像もしなかったのと、1980年生まれという佐藤さんの若さに驚かされたのを覚えている。

コラムやコメントのセンスについては、今読むとちょっと気恥ずかしくて隔世の感がありますが、
住空間が実はさまざまな約束事に従って構成されていることを実感させてくれるという点では、
今でもパラパラ眺めて楽しむ価値はあるでしょう。

最近、類似品も出ましたが、「どこが面白いポイントか」を矢印で示して説明しているのが興ざめで、
これもまた隔世の感がありますが、併せて紹介しておきます。


 
最近はご無沙汰ですが、東京にいた頃から研究会等でお世話になっていた森田さんから、トロツキーシリーズの二冊を頂きました。『ニーチェからスターリンへ―トロツキー人物論集』と、『永続革命論』を頂きました。コアな本を頂いて恐縮です。人物論集の方から読ませていただきます。

森田さんの最近の著作と併せてご紹介しておきます。久保田は最近、アナリティカル・マルキシズムに走っていたりして、恥ずかしながら近年の日本のマルクス主義の展開にはついていけていません。勉強させていただきます。

先日は、天満橋で偶然お会いできてとても嬉しかったです。また、ルイセンコ談義に花を咲かせましょう。

 

著書・訳書の紹介



 
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