2012年1月アーカイブ

先日、『未来回路』の対談でご一緒させて頂きましたアサダワタルさんから、新刊『住み開き――家から始めるコミュニティ』(2012年、筑摩書房)を御恵投頂きました。どうもありがとうございますー。買おうと思ってたところでしたので、嬉しいです。

もう「住み開き」っていうネーミングが、やっぱり耳にすっと入ってきますよね。名前勝ちというか。

対談でお話しさせて頂いたときには、「住まいを<ちょっとだけ>開く」の<ちょっとだけ>の部分、つまり、全部開くのでもなく、無理して開くのでもなく、<ちょっとだけ>開くというポイントがすごく面白いなと思っていたのですが、本の中身を見ていると、割と様々な開き度合いの様々な試みを広く紹介しているという感じで、これもこれで面白いですね。有名な「まれびとハウス」や「渋家」(第三期)なんかも取り上げられています。

また、シェアの話はどうしても東京中心になってしまいがちですが、アサダさんが大阪を拠点にされているせいか、大阪の様々な試みが紹介されているのもこの本のポイントの一つでしょう。遊びに行ってみたいところが沢山有りました。あと、松本哉さんや三浦展さんとの対談も興味深く拝読しました。

沢山の人が読んでくれるといいですね。三浦さんの本と併せてご紹介させて頂きます。


阪大の社会学研究室のなかでも特に量的研究に力を入れている「経験社会学」講座では、数年おきに全国調査のプロジェクトを走らせてその成果を世に問うていますが、ここ数年の成果をまとめた本が出版されました。『長期追跡調査でみる日本人の意識変容――高度経済成長世代の仕事・家族・エイジング』(ミネルヴァ書房、2012年)です。

基本的に執筆者はみんな阪大の研究者仲間ですが、全く関わっていない僕も一冊分けて頂きましたので御礼もかねて紹介させていただきます。

この調査は、日本では1979年から行われた「職業とパーソナリティ」と呼ばれる調査を、四半世紀後の2006年に「掘り起こし」、新たな追加調査を「連結させる」ことで、長間隔パネル調査として新たな命を吹き込んだものです。パネル調査というだけでも、大変労力のかかる貴重なデータですが、27年という長い期間が、本調査を一層特別なモノにしているでしょう。

僕は詳しくないのでよく分かりませんが、高度な計量手法も駆使されているようです。関心のある方は、是非お手に取ってみてください。関連文献も併せてご紹介させていただきます。

重ねて、御恵投ありがとうございました。勉強させていただきます。


シリーズ「労働再審」の5巻、仁平典宏・山下順子編『ケア・協働・アンペイドワーク――揺らぐ労働の輪郭』(2011年、大月書店)を、共著者の仁平さん、田村さん、山根さん、井口さんより頂きました。読みたいなと思っていたので、とても嬉しいです。若手中心に編んであるにもかかわらず、豪華ですね。ちょうどいま家事労働の問題について考えていましたので、早速、みなさんの論考を拝読しましたが、どれも刺激的でした。

他に知り合いが多いのは、山森亮さんが編者になっている6巻でしょうか。こちらも、豪華執筆陣となっております。シリーズの他の巻と併せて、ご紹介させて頂きます。

是非お手に取ってみてください。


  

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